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カテゴリ:超-1講評 3月
  • 【−3】記念
    [ 2007-05-28 23:49 ]
  • 【+3】地下道にて
    [ 2007-05-28 23:48 ]
  • 【+3】睨む
    [ 2007-05-28 23:46 ]
  • 【+3】ぐるぐる
    [ 2007-05-28 23:44 ]
  • 【+2】一家団欒
    [ 2007-05-28 23:42 ]
  • 【+4】柏手
    [ 2007-05-28 23:41 ]
  • 【+5】岡持ち
    [ 2007-05-28 23:39 ]
  • 【+5】暗黙の了解
    [ 2007-05-28 23:38 ]
  • 【+1】腕試し
    [ 2007-05-28 23:37 ]
  • 【+3】のんべ魂
    [ 2007-05-28 23:37 ]
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【−3】記念
本当に申し訳ないのですが、文章を書き慣れた方が都市伝説を
リライトした作品であるとしか思えませんでした。

かかってくる電話の声がお父さんだという部分は都市伝説には
ない要素ですし、作中で唯一目新しいポイントでした。

卵が先か鶏が先かになってしまいますが、広がりまくって
都市伝説にまで上り詰めてしまったネタの、そもそもの発祥が
このアツシさんだったとしたら、「実際の体験者なので、又聞きの
又聞きとしてこのネタが広がってしまったとしても、自分(=
体験者)はこの体験談を(筆者氏を通して)書く権利を持って
いる」と主張されるのも、無理からぬ事だと思います。

もしくは、「偶然とはいえ、都市伝説として広く知れ渡って
しまったのとほとんど同様の体験を実際にしたのだから」と
いう主張かも知れません。

…しかしそのいずれかだとしても、先入観なしに受け入れを
要求するには、非常に困難なネタである(あるいは非常に困難な
ネタに「なって」しまった)と断言せざるを得ない。

体験者氏としては、非常に良く似た…というよりは酷似した…
いやいや同一のネタが、しかも実話怪談の場では信憑性を削ぐ
「都市伝説」として広く出回ってしまった事、しかもそれを
ご存知なかったという事が不運であったと、残念ながら潔く
諦めて頂くしかない状況ではないでしょうか。

文章技術評価 【0】
体験談希少度評価 【−3】
総合点数【−3】
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by TOMOKI2007 | 2007-05-28 23:49 | 超-1講評 3月
【+3】地下道にて
読ませてくれますねえ。お見事な文章力です。実に巧みです。

だからこそ、重箱の隅と言われようが、あえて問いたい。
ライターの火を吹き消したのは「冷たい息」だと、洋子さんが
確信なさったのは何故でしょうか?

勿論、風と「息」では当たり方、皮膚で受け止める感覚が既に
違いますよね。
しかし「息」を息だと感じる大きな要素の一つに、何者かが
たった今吐いたと思わせる「生暖かさ」が挙げられるのでは
ないかと、私的には思うのです。

「息」が温度をもっていないが為に、それを吐いた相手が生きて
いないと判る。
生きたものがいないのに、生暖かい「息」を感じ、目に見えない
何者かの存在を知る。

…では、吐いた対象は不可視であり、しかも吐かれたそれは
温度を持たない。
なのにあえて「息」だと確信した根拠は?

そう洋子さんに思わせた、何らかの根拠があるはずなのですが。

文章技術評価 【+2】
体験談希少度評価 【+1】
総合点数【+3】
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by TOMOKI2007 | 2007-05-28 23:48 | 超-1講評 3月
【+3】睨む
…ああ、いつもの通勤時間帯の感覚を自分の中で再現してしまった…

…なんか損したような気分です。本当に(ry

料金表示の小窓というか液晶パネルは、前の人の情報を後ろの
人がはっきり見てしまうには、角度的に少し無理があるんです
よね。
まあこれは怪異であって料金表示ではないわけで、そういう意味
では、角度なんかはあまり関係ないのでしょうが。

目だけにも関わらず、一瞬にして「女性」「左目」「前の中年
男性を睨んでいる」という印象をずばっと受け取ってしまった
体験者氏(=筆者氏ですか?)
…これ、実は通り魔的なもので、睨まれた前の男性と何かしらの
因縁がある怪異というわけではないのかな、などと思ってしまい
ました。

万が一そうだとしたら、睨まれていたサラリーマン氏よりも、
それを目撃してしまった体験者氏の方が、もしかして…。

文章技術評価 【+1】
体験談希少度評価 【+2】
総合点数【+3】
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by TOMOKI2007 | 2007-05-28 23:46 | 超-1講評 3月
【+3】ぐるぐる
いやもう、何も考えず脊髄反射で、この女が意味不明にぐるぐる
回る様子に鳥肌が立ってしまいました((((;゚Д゚)))
気持ち悪いよ、怖ええよ!!!

…親父様の、「ぐるぐる女」に対する態度の変化が一体何による
ものなのかは実に気になりますが、よくよく考えると、墓参りに
赤い着物を着てくるって事自体が、あまり自然じゃないですよね。
まあ「赤」にも鮮やかなのからくすんだのまで色々ありますが、
しかしシンプルに「赤」って表現されているとなると、あまり
墓地には似つかわしくない色しか思い浮かばないですし。
しかも毎年となるとやっぱり…。

そう思い出すと、妙に親しげに振る舞ってくるあたりもじわじわ
きますしね。

いきなり叱る住職にはついむっかりきましたが、本当に何とか
してくれたという事は、ちゃんと法力をお持ちだったようで。
ここの檀家で不幸中の幸いだったのかもですね。

文章技術評価 【+1】
体験談希少度評価 【+2】
総合点数【+3】
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by TOMOKI2007 | 2007-05-28 23:44 | 超-1講評 3月
【+2】一家団欒
現在進行形のオーブもまるっとスルーなご一家が、一体どんな
お茶の間怪談を繰り広げているのか。
食後の団欒が即百物語なファミリーって、その存在がすでに
怪異だぞと。
パパさんは夢明彦さん、ママさんは一子さんとかいうお名前の
ご一家なんでしょうか、それ何て和製アダムズファミ(ry

一家団欒に乱入してもせいぜいが「怖えええ!」と間の手入れる
しか能のないギャラリーではありますが、是非ここんちお邪魔
したいなあと思わされました。怖楽しそうすぎ。
でもうっかり泊めていただいたら、翌朝は廃人かなあ。危険だ…。

この危険な状況の評価はどっちに入れたらいいんだろう、と悩んで
結局体験談希少度評価に加点しました。

文章技術評価 【0】
体験談希少度評価 【+2】
総合点数【+2】
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by TOMOKI2007 | 2007-05-28 23:42 | 超-1講評 3月
【+4】柏手
岩田さんの人物像が物凄くかっこいい。痺れますね。
>「こういうのはただの儀式とかまじないじゃなくて、効く時は効くんだ」
こういった方が語ると、実に説得力がありますね。

筆者氏の文章力も圧巻です。つつく重箱の隅がない。

最期の段落があるために劇的にまとまりすぎてしまい、ここが
賛否両論ポイントになるという要素は否めませんが、個人的には、
この作品の怪異を立たせるためには岩田さんのキャラが必須
だったという事で、この段落はあって然るべきかと思います。
この締め方、好きですね。

文章技術評価 【+3】
体験談希少度評価 【+1】
総合点数【+4】
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by TOMOKI2007 | 2007-05-28 23:41 | 超-1講評 3月
【+5】岡持ち
えええええ、置いていかれても困るし岡持ち…。

川上さん角田さん、一体どうやって処分したんでしょうね。
持っていても、取りに戻って来られたら厭すぎますしね。
…などと、怪異の本質からずれた所がすごい気になるし(苦笑)

…しかし意味不明。現れる場所もポーズも台詞も、すべてが
シュールすぎ。
怖面白いなあもう。

文章技術評価 【+2】
体験談希少度評価 【+3】
総合点数【+5】
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by TOMOKI2007 | 2007-05-28 23:39 | 超-1講評 3月
【+5】暗黙の了解
幽霊と契約か。
事故物件に望んで入居する事といい、女性の存在を確信してから
メモによって取引を持ちかけたりする辺り、早苗さんの冷静沈着っ
ぷりは尊敬に値する…。

取引が成立し、お互いに快適に棲み分けしていたのかと思いきや、
やはりそう思っていたのは早苗さんだけで、先住の女性的には
「我慢してやっている」感が強かったという事か。

具体的な悪意を伝えてきたタイミングが、よりにもよって部屋の
更新が近づいてきた頃という事は、
「2年(多分)だけ我慢してやるけれど、ここまでだ、出て行け、
ここは自分の場所だから」という事なのでしょうね。

意志の疎通ができるとうっかり思わされていただけに、そうでないと
判明した時の恐怖はひとしおですね。
女性の「真の意図」が示される場面は、本当に怖かったです。

タイトルは、早苗さんが失念していた「判り合えるはずはない」と
いう事を示唆しているのでしょうか?

文章技術評価 【+2】
体験談希少度評価 【+3】
総合点数【+5】
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by TOMOKI2007 | 2007-05-28 23:38 | 超-1講評 3月
【+1】腕試し
あー、「見えない・感じない人」私的には、自分にはない力を
持っている方の力を試してみたい気持ちはよく判ります…。
自分では判別ができないので、見えると言われればそうですかと
納得するしかないですし、でもすべてを丸呑みで信じるという
わけにはいかん状況もというか、信じたくない事もあったり
しますしね。
さすがに試した事はないわけですが(苦笑)

さすが安倍晴明様。これだけの時を経て未だに式神がわらわら
いる神棚というのは、単純に凄いと思います。
ところで、子鬼がわらわら…という表現には「ついてない1日」を
彷彿とさせるものがあったのですが、もしかして筆者氏は同じ方
ですかね。

書き方が明らかに内輪受けですし、これは筆者氏の実験なので
しょうが、あえて意図的に間口を狭めずとも、「見える」方に
門外不出の写真を見せたらぴたりと本質を言い当てられたという
エピソードを、そのものずばりでストレートに書いた方が、
不特定多数の読者に受け入れられ易かったのではないでしょうか。
まあ、余計なお世話なのですが…。

文章技術評価 【0】
体験談希少度評価 【+1】
総合点数【+1】
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by TOMOKI2007 | 2007-05-28 23:37 | 超-1講評 3月
【+3】のんべ魂
またいい雰囲気の作品で、怪異なのに微笑ましい(笑)

0.01と対になるようなエピソードですね。
あちらがお祖母さんがついつい孫の世話を焼いてしまうという、
いかにも女性的な愛情の形を表現しているのに比べ、こちらは
いかにも男性的というか、祖父は直接孫の手助けに現れたりは
しないけれど、しかし孫に会えてとても喜んでいるという事を、
大好きな酒を通じて表現する。

封を切っていない一升瓶の中身が、それも短時間の間に半分
以下になるという現象は、よく考えると凄い怪異のはずなの
ですが、親戚の方たちの怪異に対するスタンスが実にほのぼの
していて、奇妙さをいい意味で凌駕しており、実に和みました。

不思議な事を当たり前のように受け入れるとは、度量が広いと
いうか(笑)やはり困った所はあっても皆に慕われていた、
お祖父様の人柄によるものなのでしょうね。

文章技術評価 【+1】
体験談希少度評価 【+2】
総合点数【+3】
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by TOMOKI2007 | 2007-05-28 23:37 | 超-1講評 3月